#53.梅の季節6月!自家製梅酒&梅ジュースはギフトになりえるか?
#53

#53.梅の季節6月!自家製梅酒&梅ジュースはギフトになりえるか?

2026年6月10日35分
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TT
TT農学ガチ勢農学修士。その後サラリーマン研究員として農と食と戯れる。Podcastはほとんど聴いてこなかったが、農食ラジオを始めてからは沼にハマり中。
ゆと
ゆと農学ビギナー大学院まで物理を学んだ工学修士。新卒はベネッセで進研ゼミづくり。その後ITに軸足を移し、今は音声コンテンツに夢中。まなびガチ勢。
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梅の季節がやってきました。「今日、梅酒を作ってきた」というTTの報告から始まる、ゆるめの雑談回。なのに不思議と、肝心の"作り方"はほとんど出てきません。代わりに延々と続いたのは、なぜ作るのか、誰に渡すのか、自家製は本当に得なのか——梅酒1瓶の向こうに、こんなに悩みが詰まっていました。

「また作りたくなっちゃって」。でも家には、梅酒がまだ余ってる

2:32 からこの部分を聴く

作りたいのはわかります。でも「家にはもう要らない」って、TTいきなり矛盾してるんですよね。

TT
TT
「今年もまだ一昨年くらいに作った梅酒が500mlくらい残ってて、作らない予定だったの。でもスーパーの梅酒コーナー見たら、どうしても作りたくなっちゃって」
ゆと
ゆと
「お、作りましたか」
TT
TT
「作りました。でも家には要らない。梅酒って、自分が飲む用だと1年で目的を達成しちゃうんだよ」
ゆと
ゆと
「酒豪ならね、すぐなくなるけど。結構残り続けるよね笑」
TT
TT
「しかも、忘れるんだよ、梅酒の存在を
ゆと
ゆと
「わかる」
TT
TT
「砂糖が濃くてジャムみたいだから傷まない。冷蔵庫に入れないから、ついレモンサワーが優先されちゃう」
ゆと
ゆと
「まず冷蔵庫見ちゃうもんね」

家に置き場はない。それでも作りたいTTは、ある場所へ向かいます。


父の日も、誕生記念も断念。立ちはだかった「TT酒造」問題

5:33 からこの部分を聴く

せっかく作るなら、誰かにあげたい。その気持ちが、思わぬ壁にぶつかってました。

TT
TT
「最初はプレゼントのつもりだったの。父の日に、義理のお父さんへ、とか」
ゆと
ゆと
「でもいわゆるおじさん、梅酒飲んでるイメージないよね」
TT
TT
「日本酒とかね。梅酒って、若い女の子のイメージじゃない?」
ゆと
ゆと
「居酒屋でおじさんがのんでたら、梅酒なんですね!とか言いたくなるよね」
TT
TT
「もう一個は、親戚に赤ちゃんが生まれてさ。その子が20年後に飲む記念ボトルにも、と思ったんだけど」
ゆと
ゆと
「いいじゃん」
TT
TT
「でも、世に売ってる20年物と、俺が作ったTTの20年物じゃ、信頼感が違くない?」
ゆと
ゆと
「実績ゼロだもんね、TT酒造」

贈るのは信頼を積んでから。じゃあ自家製ならではの楽しみって、何なんでしょう。


一番のごちそうは「観察」だった。100日かけて、梅が梅酒になる

6:15 からこの部分を聴く

梅酒ができるまで。こんなに楽しい時間を、伝えたい。

TT
TT
「梅酒作りで一番楽しいのって、仕込んでから毎日覗くことなんだよね」
ゆと
ゆと
「変化が、ってこと?」
TT
TT
「氷砂糖が昨日より一回り小さくなったな、とか。糖が溶けて濃くなって、蜃気楼みたいに液が揺らいでるな、とか」
ゆと
ゆと
「もやもやっと」
TT
TT
「色が、だんだん茶色くなってきたな、とかさ」
ゆと
ゆと
そっか、最初は透明なんだ
TT
TT
「そう。だから父の日は『観察を楽しんでもらう』、敬老の日は『味を楽しんでもらう』なんて考えてた」
ゆと
ゆと
「飲むだけじゃないんだ」

眺める楽しみは尽きません。でも気になるのは、結局これって得なのか問題。


自家製は安い…と思ったら、まさかの「トントン」だった

15:30 からこの部分を聴く

自家製って安上がりだと思ってたんですが、TTの計算はちょっと意外な結果に・・・

TT
TT
「『さらりとした梅酒』が1.8Lで1,500円。俺が今日作ったのも、同じ1.8L。いくらだと思う?」
ゆと
ゆと
「ビン、砂糖、梅、お酒で……800円?」
TT
TT
4000円くらいかかってる」
ゆと
ゆと
全然コスパはよくない笑
TT
TT
「と思ったけど、待てよと。さらりは度数10%、俺のは35%。アルコール量で換算すると……トントンなんだよ」
ゆと
ゆと
「体験としてのエンタメ料金ふまえたらコスパ良い、かもだね」
TT
TT
「そう。やっぱり自家製梅酒は、エンターテイメントですね」

損得の話で出た「家で作る」。じつはゆとの実家に、20年ぶんの蓄積がありました。


ゆとの実家、20年以上こっそり梅酒を作っていた

18:56 からこの部分を聴く

ここで、ぼくの実家の話を。改めて考えると、うちもずっと梅酒を作ってたんですよね。

ゆと
ゆと
「両親は酒をめっちゃ飲むわけじゃないけど、毎年ずっと梅酒作ってて。たぶん20年以上
TT
TT
マジで初耳なんだけど。初出しじゃん」
ゆと
ゆと
「たぶん、美味しく感じてるんだよね。思い出補正もかかって。20年作り続けてるし」
TT
TT
「20年やってるってことは、楽しいからっていうより、家で作るほうがうまい説か」
ゆと
ゆと
「料理好きはコスパ度外視で、いい素材や調味料を使えるからね。いつか食べ物ラジオでも言ってた。お店だとどうしても利益出さないと、とかなるし」
TT
TT
「なるほどね」
ゆと
ゆと
「あと、好みが偏ってる人もお得。標準じゃなくて、めっちゃゴマ入れたいとか」
TT
TT
「梅酒も一緒かもね。標準品にはない、自分好みの一本にできるなら」

うまさの決め手は人それぞれ。なかでも効くのが、どうやら梅選びらしいんです。


香りのいい完熟梅が、梅酒づくりでは"危険物"になる

22:18 からこの部分を聴く

香りのいい梅ほどいい梅酒になる、と思いきや。そう単純じゃないらしい?

TT
TT
「俺、初めて作ったとき、赤っぽく熟した梅を使ったの。香りがめちゃくちゃ良くてさ」
ゆと
ゆと
「青梅じゃないやつね」
TT
TT
「そう。でもそういう梅、香りはいいけど失敗しやすいんだよ。よく『腐りかけがうまい』って言うじゃない?」
ゆと
ゆと
「言うね」
TT
TT
「あれ、梅が最後の輝きを放ってるんだよ。子孫を残そうと、最後の力で香りを出してる」
ゆと
ゆと
「なるほど、最後の力で」
TT
TT
「でも梅酒って、アルコールが梅に染み込むまで時間がかかる。染み込む前に、梅が腐敗しちゃうリスクがあって」
ゆと
ゆと
「梅酒自体が腐っちゃう、それは最悪だ」

梅の状態まで選べる自家製。そんなゆとが今年狙うのは、梅酒じゃありません。


今年の狙いは梅ジュース。地味にすごい"夏の科学"

24:25 からこの部分を聴く

今年わたしが狙ってるのは、梅酒じゃなくて梅ジュースなんですよね。

ゆと
ゆと
「子どもの頃から、うちの梅ジュースが何よりうまいと思ってて。今年は自分で作りたい」
TT
TT
「飲んでみたいわ。梅シロップって、作り方は梅酒のお酒が水に変わっただけなんだけど」
ゆと
ゆと
「ちょっとミスると発酵して、お酒っぽくなる。難易度が1〜2ランク高いらしい」
TT
TT
「でも梅ジュースって、実は夏にめっちゃ良くない?甘酸っぱくて、クエン酸が疲れを取ってくれそうだし」
ゆと
ゆと
間違いない
TT
TT
「しかも前に熱中症の回で言ったけど、砂糖があるとミネラルの吸収効率が上がるんだよね」
ゆと
ゆと
夏の思い出

夏の一杯を仕込んだあと。最後に残る"あの梅"の話を、ひとつだけ。


取り出した梅は「信じられないくらいまずい」。それでも捨てないで

29:16 からこの部分を聴く

梅酒のあとに残る梅。これがまさかの、とんでもない代物らしくて。

TT
TT
「梅酒って3ヶ月くらいで梅を取り出すんだけど、その梅、前に食べたら信じられないくらいまずかった
ゆと
ゆと
「旨味が、しっかり梅酒側にいっちゃってるんだ」
TT
TT
「そう。旨味を抜かれて、35度のお酒が染み込んだ梅だからね。超渋くて、超酒臭い」
ゆと
ゆと
うわ、嫌だなあ
TT
TT
「でも、もったいないじゃん。1キロの梅を捨てることになるんだよ」
ゆと
ゆと
「今どきは、再利用のいいレシピがありそう
TT
TT
露煮とかジャム、ゼリーにできるみたい。料理酒として、肉を煮るときに使うのもいいって」
ゆと
ゆと
「梅、最後まで楽しめるんだ。いいじゃないですか」

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